自作パソコンの場合
最初にマザーボードの型番を調べます。
これは基板上にシルクプリントで印刷されていることがほとんどです。
右側の写真ですとマザーボードのメーカーはAopen 型番はAX3S PROだとわかります。その型番を元にメーカーのホームページで製品の仕様を調べます。
http://aopen.jp/products/mb/ax3spro.html
製品仕様のメモリの欄を調べます。 |
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するとこのマザーボードの場合、
メインメモリ |
サポート : SDRAM(1) PC133(2)
SDRAM DIMM(3) x 3
DIMM Type : 8/16/32/64/128/256/512MB
メモリ最大値 : 512MB |
といった具合になっています。この情報を元に対応したメモリを選びましょう。
(1)SDRAM
これがメモリの規格になります。種類としては主なものとして古いものから
SDRAM →RIMM→DDR→DDRIIのような種類があります。
それぞれピン数や切欠きが異なります。
(2)PC133
これはメモリ周波数のことでコンピュータの内部で同期を取るためのテンポのことです。
一般的にこの大きさが大きくなればなるほどデータ処理が早くなります。
この周波数も対応しているものを使ったほうがよいです。
ですが例外として上位互換で違う周波数でも動く場合があります。
つまり、
マザーボード側 |
メモリ側 |
認識 |
PC133 |
PC133 |
◎ |
PC133 |
PC100 |
○ |
PC100 |
PC133 |
△ |
上記のような図になり、マザーボードがPC133対応であればそれより低い動作クロックのPC100でも動くことがほとんどです。
またマザーがPC100でメモリがPC133であったとしても、少しいいメモリならばSPDというチップがついており、そこにPC100という情報も書き込まれているのでPC100のマザーにつければPC100としてきちんと動く場合もあります。
ただ確実に動作を保障するものではありませんので、
マザーボードにあった周波数のメモリを選ぶことがベストです。
規格 |
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周波数 |
PC133
PC100
PC66 |
PC1066-32(4200)
PC800-45
PC800-40
PC711-45 |
PC3200(400)
PC2700(333)
PC2100(266) |
PC6400(800)
PC5300(667)
PC4200(533) |
このメモリとたいてい
搭載される CPU |
PentiumII,III
Celeron |
Pentium4(423)
Xeon |
Pentium4
Celeron
CeleronD |
Core 2 Duo
PentiumD
Pentium4 |
(3)DIMM
メモリモジュール自体のことで単にDIMMだけならデスクトップ用です。
SO DIMMなどSOがつくとノート用になります。
注:SDRAMにおける片面実装メモリ(256bit)と両面実装メモリ(128bit)について
当店で販売しておりますノーブランドメモリで両面実装と記載しているものがありますが、これはメモリモジュール自体の黒いチップがメモリの片側だけか、
両面についているかどうかの違いです。
たとえば同じ256MBのメモリだった場合
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両面実装メモリ 表面
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片面メモリ 表面
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両面実装メモリ 裏面 |
片面メモリ 裏面 |
といった具合に同じ容量でも黒いチップが合計16枚ついているものと、片面だけの8枚のものがあります。
これは黒いチップ1枚あたりの容量が違うということです。マザーボードのチップセットが440BXなどかなり古いマザーでは片面のメモリではチップ一枚の容量が
大きすぎて認識しない、もしくは128MBまでしか認識しないといったことがあります。
これはインテル製のチップセットのマザーボードで512MBまでが上限のマザーでもよく見られることです。
ですので値段的には片面の方が安いですが、両面実装のメモリを買ったほうが確実に認識しますのでこちらがお勧めです。
デスクトップメモリのRIMMやDDRではこういったことは関係ありません。
結果としてAX3S PROというマザーボードであれば
SDRAMの両面実装(128bit)でPC133のメモリを選べばいいということになります。
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